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自分のカットが遅い事でお客様が離れていく。

樋口祐次郎

樋口祐次郎

2018/07/25

気付かないうちにこういう事が起こっているかもしれない。

という感性は持っていたいと思う。


カットというメニュー。

お客様と理美容師側、共に大体1時間。とうのが一般的でしょうか?

習って来たカットの理論や尊敬する先輩などによってカットの考え方、工程、こだわりなど理美容師ひとりひとりあると思います。

濡らして切る、乾いた状態で切る、レザーを使う、セニングを使わない…など。

自分でも折に触れて、

今自分がやってるカットやそのこだわりはほんとにお客様の為なのか⁇

と思うようにしている。

必ずシャンプーをしてから細かくスライスを取って切ってた時期。

ご来店され状態でそのままカットしてた時期。

セニングを使わないでカットしてた時期。

どの時期も、この方が絶対うまくカットが出来る。お客様が満足してくれる。という自分の正義を信じてやってました。

ただ、カットの施術スピードが速いわけではない。

よくよく考えると、

毎月自分が担当させてもらったお客様の人数を確認しても半年経っても1年経っても増えていない…。

という事に気づき・・・

つまり、自分が担当出来る人数が決まってしまってるんです。

よくよく振り返ってみると、自分のキャパ以上の予約の電話を平気で断ってしまっていたんですね。

これは完全な自論ですが、

同じサロンに長く勤めて普通の技術をもって普通の接客をしてると無意識にも自分を指名してくれるお客様が確実に増えていきます。

そうするといつか必ず自分の予約枠のキャパを超えてしまう日がくるんですね。

中には違う日にずらして予約を取ってくれたり、たまに別のスタイリストが担当してたりするんですが

この、

断る・日にちをずらしてもらう・別のスタイリストが担当

というのを何度も繰り返すと、

そのうちお客様が、この人(自分)じゃなくてもいいかな?

という気持ちになってもおかしくないですよね。

お客様のほとんどは決まった理美容師さんにカットして欲しい!

という気持ちがあると思うんですが、実は

この日にカットしたい。

この時間に行きたい。

という気持ちの方が大きいんじゃないかな?と思うんです。

そう考えるようになって、予約の電話は出来る限り断らないで受ける。

というのをやってみた時期があるんですが、

当たり前ですが、担当するお客様が増えました。

その中で無理に予約を詰めてお待たせしてしまう事もありましたが、お客様と会話してて多かったのが、

ちょっとくらいなら待ってでも今日切れてよかった。

というお声の方が多かったのが事実。

しかしこれは世のお客様の総意ではないので、あくまで僕の担当した方の話ということにしてくださいねw

何が正しいというのではなく、

年数を重ねて技術力もあがり、支持されるお客様も増えていく中で、更にお客様満足を上げていくためには、

目の前のお客様をきれいに仕上げるだけでなく、

自分にカットしてほしいと思ってくれているお客様の要望を断らない。(自分の見えないところで予約を取れないで諦めてしまっているお客様)

という部分にも意識を置いて、

今やっているカットやカラーなどの施術工程を最短(ムダを無くす)で出来る工夫を常に考えていく事も必要かなと。

今から行きたい。この時間に行きたい。この日に行きたい。を出来る限り叶えてあげる。

だけじゃなく、

カットとカラーで2時間かかると思ってるお客様を1時間で終わらせてあげて、

「あと1時間はカフェでも行ってきてください^ ^」

とかね。

精進します。

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宮城県の仙台市泉中央と富谷市成田でサロンを運営。オーナー兼スタイリスト。美容師以外にも見てもらえるような記事を書いていきます。
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