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「今日は髪の毛濡らしてからカラーじゃないんですね」って言われて思い出した我が思考

成田ヨシヒロ

成田ヨシヒロ

2018/01/24

こんにちは、青森市の美容室「アオノハ」成田です。

先日お客様にふと「今日は濡らしてからカラーじゃないんですね」と言われて、
「ああ〜、そういえばもう感覚でさっと進めちゃってたな〜!」と、思い出しました。

僕はカラーリングする際、髪の毛が乾いた状態から始めることも、一度お流しして濡れた状態から始めることも、両方あります(2018年現在)。


ドライスタートも


ウェットスタートも。
改めてその違いを。

元々スタイリストなりたての頃(10年くらい前)はほぼドライ。
2.3年前からウェットが圧倒的に多くなって、ほぼウェットスタートだったけど、最近はまたドライで塗布することも増えて、今は五分五分くらいかな。

乾いた髪の毛でカラーをするメリットは
「薬剤のパワー通りに発色しやすい」

カラー剤って基本「乾いた髪の毛に塗布する」設定で作られてるんですよね。なので実はこれがある意味普通。カラーチャートもそれでどの位の仕上がりになるかが目安になってます。
まさに基本。髪質を見極めて、正しく塗布すれば、薬剤の能力通りに結果が出ます。

濡れた髪の毛でカラーをするメリットは
「薬剤がスムーズに塗りやすい」

一時期からウェット塗布の機会を増やしたのは「ダメージ軽減」「スピード」「仕上がりクオリティ」あらゆる面でメリットを感じたから。

カラーを塗布する際の梳かす「コーミング」が、ダメージ毛の場合乾いてるとかなり引っかかりやすくなります。薬剤による負担だけでなく、実は「塗布の仕方」でもダメージ度合いが変わってくるので、特にロングヘアの方にはウェットが多いです。

「塗布スピード」の面でも、塗り始めから塗り終わりまで、はじめに塗った箇所から最後に塗った箇所の時間差をなるべく無くすという意味でもウェットが有利です。

でも発色が弱くなるのでは?
という部分もありますが、なので、ウェット塗布する場合は薬剤選定、配合を「その分濃いめ」に設定してます。

明るくするときは流石にドライが多いです。

ざっくり「ウェット×濃いめ」が一番多いかな〜。

あと、密かに大切なウェットにするメリットとして「染める前の髪の毛の色素を見やすい」。超大事。

その他細々あったりしますが、主にそんな理由から、そのままカラーしたり、一度流したり、一度流してカットからしたりします。

それでも最近またドライ塗布も増やしてるのは、やっぱり「色」


薬剤のスペックも昔とは違うし、求められるクオリティも高くなってたりして、ドライで「とことん染める」率もじわっと増えてます。
適材適所ですね。
ロングでダメージが気になるならやっぱりウェットの方が安全だし綺麗。あくまで個人的見解だけど。

久々にマニアックな技術トークでした。
時代も進むとまたやり方、考え方も変わるかな?
日々ベストを目指して頑張ります!

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