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ヘアマニキュアとは?特徴やヘアカラーとの違いを美容師がわかりやすく解説

岩田 考司

岩田 考司

2024/01/24

こんにちは。大阪のトレンザのイワタです。

先日お客様から

「ヘアカラーとヘアマニキュアってどう違うんですか?」
「ヘアマニキュアのほうが頭皮や髪の毛にいいですか?」

という質問をいただきました。

ヘアマニキュアの存在は知っていても、使ったことがない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ヘアマニキュアがどんなものなのか、ヘアカラーとの違いもあわせて解説します。

ヘアマニキュアとは?ヘアカラーとの違いも解説

ヘアマニキュア
まずはヘアマニキュアの特徴を、ヘアカラーとの違いとあわせて詳しく見ていきましょう。

カラーリングのメカニズム

ヘアマニキュアは髪の表面に色素をコーティングして染める薬剤です。

一般的なヘアカラーは髪の内部まで薬剤が浸透し、メラニン色素を破壊して髪を明るくして色を入れます。つまり、地毛の髪色自体を変化させています。

一方、ヘアマニキュアは髪の表面だけに色をのせるので、地毛の色は変えずカラーリングするのが特徴です。

施術方法

ヘアカラー剤
一般的にヘアカラーはハケを使って髪に薬剤を塗ります。頭皮に触れることもあるため、体質や体調によってはヘアカラー剤がしみたり、ヒリヒリしたりすることがあるかもしれません。

ヘアカラーがしみるときは遠慮せず担当の美容師さんに相談してください。

▼ヘアカラーがしみる方はこちらもチェック!

ヘアマニキュアはコームを使って薬剤を髪に塗ります。頭皮に直接つけないので、刺激やトラブルが起こりにくいといわれています。

色持ち

ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングしているだけなので、シャンプーのたびに少しずつ色が落ちていきます。一般的なヘアカラーのように一度染めれば長く色がもつわけではありません。

2~3週間ほどで徐々に色落ちし、1ヶ月もすればもとの髪色に戻ります。

ヘアカラーもシャンプーで徐々に色が明るくはなりますが、完全に地毛の髪色には戻りません。

▼ヘアカラーの色落ちが気になった方はこちらもチェック!

カラーバリエーション

ヘアカラーのカラーバリエーション
ヘアマニキュアにはヘアカラーのように髪を明るくする作用はありません。地毛の色よりも明るくできないので表現できる色の幅は限られてしまいます。ヘアカラーのように透明感や複雑な色味を表現するのも難しいでしょう。

地毛や暗い髪に使ってもほとんど変化がわからないので、白髪やブリーチした髪に使うのが一般的です。

ダメージ

ヘアカラーは髪の内部に影響を与えるぶん、どうしても髪に負担がかかります。一方、ヘアマニキュアは髪へのダメージはほとんどかかりません。髪の表面をコーティングするため、ハリやコシが出たと感じる方もいるようです。

とはいえ、ヘアカラー剤は年々クオリティが上がっているため、特に美容院で使用するヘアカラー剤はダメージがかなり軽減されています。市販のヘアカラー剤は手軽ですが、ダメージが残る可能性があるので注意してください。

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アレルギー

人によってはヘアカラー剤を使うと頭皮にかぶれやかゆみを引き起こすことがあります。これはヘアカラー剤に含まれるジアミンによるアレルギーの可能性があります。

ヘアカラーでかぶれたことがある方は皮膚科を受診して医師に相談しましょう。

ヘアマニキュアにはジアミンが含まれていないので、アレルギーを引き起こす可能性は低いでしょう。ジアミンアレルギーと診断されてヘアカラーができなくなってしまった方が、ヘアマニキュアを希望されることもあります。

ヘアマニキュアとカラートリートメントの違い

ヘアマニキュアとよく似たアイテムにカラートリートメントがあります。ヘアカラー剤が永久染毛剤(医薬部外品)であるのに対し、ヘアマニキュアとカラートリートメントはどちらも半永久染毛料(化粧品)です。

カラートリートメントも、ヘアマニキュアと同様に髪の表面に色をのせてカラーリングします。ではヘアマニキュアと何が違うのか。それは発色と色持ちです。

ヘアマニキュアのほうが発色と色持ちがよく、しっかり色を入れたい場合はヘアマニキュアがおすすめです。一方、カラートリートメントは発色がやわらかいぶん、トリートメント感覚で素手やお風呂で手軽に使えるものもあります。

▼カラートリートメントが気になった方はこちらもチェック!

COLOR TREATMENT

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ヘアマニキュアのメリット

ヘアマニキュアの特徴を踏まえると、以下のような点がメリットです。

髪や頭皮へのダメージが少ない

茶髪
引用元:カラログ

ヘアマニキュアは髪の内部の細胞を破壊しないため、ダメージをほとんどかけずにカラーリングができます。髪のダメージが気になる方やヘアカラーで頭皮がしみる方などにおすすめです。

ブリーチやヘアカラーをくり返して傷んでしまった髪を休ませたい場合にも◎。

ジアミンアレルギーの方でも白髪染めができる

一度ジアミンアレルギーと診断されると、ジアミンが含まれるヘアカラー剤は使えません。それでも、白髪が気になりカラーリングをしたい方もいると思います。

そんなときにジアミンが含まれないヘアマニキュアなら、かぶれることなく白髪染めが可能です。

髪にハリ・コシ・ツヤが生まれる

茶髪
引用元:カラログ

ヘアマニキュアは髪の表面を色素でコーティングするため、髪にハリやコシ、ツヤが生まれる効果も。髪にボリュームが出にくい方や髪が細くてお悩みの方にもおすすめです。

ヘアマニキュアのデメリット

続いて、ヘアマニキュアをするときは以下の点に注意してください。

暗い髪には変化がわかりにくい

ヘアマニキュアに髪を明るくする作用はないため、黒髪や暗い髪に使っても変化がわかりづらいでしょう。少しツヤが出る程度の微妙な変化でもよければ、ヘアマニキュアを試してみてもいいかもしれません。

ブリーチをした髪や白髪に使えば、ヘアマニキュアでもしっかり色味を出せます。

濡れたままにするとタオルや枕に色が移りやすい

お風呂上がり
ヘアマニキュアは洗うたびに色が落ちるので、髪が濡れているときは特に注意が必要です。髪が濡れた状態でタオルや枕に触れると、色が移ってしまうことも。

完全に乾いていれば色移りすることは少ないため、お風呂上がりにはできるだけ早くドライヤーで髪を乾かしましょう。

カラーチェンジやヘアカラーへの移行時に注意が必要

ヘアマニキュアをしていると、表面のコーティングが邪魔をしてヘアカラーが入りづらいことがあります。赤系のヘアマニキュアは特に色が残りやすいです。

ヘアマニキュアからヘアカラーに移行するときは、完全にヘアマニキュアが落ちてからにしましょう。

ヘアマニキュアも選択肢のひとつに

美容院
ヘアマニキュアは特徴とポイントを押さえれば、カラーリングの選択肢を広げられるアイテムです。

  • ブリーチした髪にカラーリングしたいけれど、髪に負担はかけたくない
  • 白髪をナチュラルにぼかしながら髪にハリやコシもほしい
  • アレルギーでヘアカラー剤が使えないけれど、白髪はカバーしたい
  • などの場合にはヘアマニキュアも有効です。

    とはいえ、希望する髪色や髪の状態によってどの薬剤や施術が合うのかは人それぞれなので、担当の美容師さんに相談するのが一番かと思います。美容師さんと相談しながらご自身に合った施術を選んで、カラーをぜひ楽しんでくださいね。

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