本田晋一
2016/12/03
こんばんは
大阪で美容師をしている本田晋一と申します。
最近お客様にお伝えしていることは・・・
土台の明るさによって発色と色持ちが変わります
と強くお伝えしています。
土台が明るければ明るいほど色味は綺麗に染まります。
ただブリーチなどによるダメージは明るいほうがでます。
非常に難しい選択ですが髪の状態などを見てご提案しています。
そして同時にこんなこともお伝えしています。
色見は濃く染めましょう!!
濃く染めるって何???暗くなるの???
そんなお悩み解決をすべく今宵降臨しました。
実際には濃く染めると色見が濃いので【暗く見える】ということになります。
濃く染めるメリットとデメリットをまとめました。
メリット
●色味のクオリティーが高い
●褪色しにくい
●褪色の過程の変化を楽しめる
●色味の蓄積が起こるので染める度にクオリティーが上がる
●ブリーチしなくてもアッシュグレーなどの色味にできる
このように色々なメリットが存在します。
一方・・・
デメリット
●染め立ては暗く見える
のみです。
染め立て1週間は暗く見えますが必ず退色してくるので1週間後にめちゃめちゃいい感じになってきます。
このように濃く染めるとは色味のクオリティーを上げるのに一役買ってくれるわけです。
言葉では伝わりにくいのでこんな実験をしてみました。
実際に調べてみたほうが早いので毛束を染めて検証してみることにしました。
染める前の土台の明るさで同じ色味にしたとしても色の褪色の仕方は違うものです。
より明るい土台の人の方が褪色は早いとされています。
ブリーチ毛なんかは特に褪色しますからね。
「染めたのに1週間で金髪になっちゃった、、、」
そんな経験ありませんか??
こちらを是非参考にしてください。
まずは明るさ別に5種類の毛束を用意します!
左からブリーチ3〜4回
ブリーチ2回
ブリーチ1回
アッシュのおしゃれ染めMAX
アッシュの12レベル
ってとこです。ここにかなり濃いめなブルーアッシュグレーを染めてここから
シャンプーをしていく工程を30日検証します。
染めたやつがこちら
やはり白ベースのほうはかなり鮮やかに色が入り土台の明るさがあまりない方が彩度が低いですね。
ここから土台の明るさの違いでどのように褪色するのかを調べます。
これで何がわかるのかというと・・・
色見を入れる前の土台の明るさによってどれくらい色持ちするのか。またどのように褪色していくのか
これが解ります。
1週間=7回シャンプーをする。
という検証方法でいきます!
土台が明るいほど発色は綺麗ですが色持ちが悪いのがデメリットです。
そんなことを感じてみてください。
濃いイメージから少し柔らかくなった印象です。
ヘアカラーは染めて1週間くらい経つと少し褪色するので柔らかさが出ます。
ほぼ色落ちはしていませんがかなり1番左の毛束の色素が薄くなった気がします。
だいぶ褪色しました。
3週間くらい経つとハッキリと色味の変化がわかります。
だいぶ褪色してきてると思いますが大体30日間検証したときの結果がこちら!
かなりの褪色で明るさは元に戻った感じがします。
やはりアッシュグレーは濃いめに染めると大体4週間程でこんな感じになるのです。
ということが結果を見て明らかになりました。
やはり積み重ねることでどんどん綺麗になっていくことと濃く染めた方が色持ちは良いですね!
以前よりカラーは積み重ねることで色のクオリティーや褪色しにくい土台がどんどんできていくとお伝えしています。
赤味や黄ばみが出にくい土台を作るためにも色味を積み重ねていくことが大切だと。
是非参考にしてください!
カラトリ
本田晋一
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カラトリ
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